大型店の出店ラッシュに歯止めを ―都市計画法改正にむけた参考人質疑
大店法の廃止と、それに変わる「まちづくり3法」が出来て以来、全国各地で自動車での来客を見込んだ郊外型の大規模小売店の出店ラッシュが相次ぎ、中心市街地の空洞化という問題が深刻になっている。
今国会で、まちづくり3法の一つである『都市計画法』を改正し、郊外への大型商業施設の出店に一定の歯止めをかけようという事で、今日はその法改正にむけた参考人質疑がおこなわれた。
私は、郊外型の大型店の出店ラッシュに歯止めをかけようという流れが、国民の運動と世論によって「都市計画法」による規制強化の方向に進もうとしている点は評価する。 今回の改正では「商業地域」や「準工業地域」が制限地域にはいっていない点や、床面積1万平方メートル以下は規制の対象外になっている点で、不十分さが残っていると考えている。
今日の質疑では、地方自治体の関与や、近隣住民や商業者の意見がまちづくりに反映される仕組みをつくること、具体的には「”街づくり”などの地域環境影響評価(大型店・まちづくりアセス)の義務づけなどの提案をおこない、参考人に意見を求めた。
(Update : 2006/04/04)
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