こくた恵二
こくたが駆く

教育基本法一考

 教育基本法の改定が国会での審議が始まっている。
 「愛国心」の強要が問題になっている。少なくない学校で、通信簿で「愛国心」の評価を行なっている。(文科省が指導要領で押し付けているのだが)
 興味深く参考になる発言を眼にした。京都の清水寺・森清範管主の主張である。
 京都新聞6月3日付夕刊「Humanこころのページ」でこう述べておられる。

 ―教育基本法改正案で「愛国心」が話題になっていますが
 「こんなもんあきまへんで。愛国心とは国や他人に強要されるものではない。恋人に、おまえ好きになれ、と言いますか。日本を愛する気持ちをわかしてくれるような教育をすればいい。強要は一方通行になり、小さなナショナリズムを生む。排除してしまうことになるんです。」

 まさに同感。
 

(Update : 2006/06/06)