こくた恵二
こくたが駆く

森永ひ素ミルク中毒被害者を守る会で挨拶

photo 今日は、森永ひ素ミルク事件中毒の被害者を守る会、第40回京都府本部総会に来賓として出席して、あいさつをおこなった。

 若い方はご存じないかもしれないが、森永ひ素ミルク事件とは1955年に、森永乳業の粉ミルクの添加物に不純物として混入したヒ素が含まれて、これを飲んだ乳児が大量に中毒症を起こし死亡者も出た痛ましい事件だ。日本において、食の安全性が問われた第1号の事件といえる。

 子どもを守りたい親たちの長く苦しいたたかいの結果、1974年に、「守る会」、国、森永乳業の三者間での合意により、すべての被害者を生きている限り恒久的に救済するために、財団法人「ひかり協会」が設立された。
 私は挨拶の中で「このような恒久的な救済という成果を勝ちとってこられた皆さんの運動に敬意を表します」とのべ、最近の一連の医療改悪や障害者自立支援法などの医療・福祉切り捨ての政治について「皆さんと力を合わせて、国の弱者切り捨ての政治を変えるためにがんばります、ともにがんばりましょう」と呼びかけた。

 総会には、ご自身がひ素ミルク中毒の被害者でもあった、かみね史朗・京都府会議員も事務局長として参加してました。

(Update : 2006/07/23)