「みのもんたVS政治家の妻言いたい放題スペシャル」出演顛末
テレビ東京で放映予定のこの番組の収録が、9月21日午後、東京虎ノ門のスタジオで行われた。 収録の間中、その進行と内容には違和感が付きまとった。みのもんた氏の軽妙かつ配慮の生きた進行にもかかわらず、だ。 出席者23人中、革新野党は日本共産党のこくた せいこただ一人である。この番組の公平感を辛うじて保つ役割を担っていたと言って良い。 収録後、ゲスト出演者の1人であるMさんが「共産党のこくたさんが来てくれるといいねって言ってたんですよ」と、そっと声をかけてくれたのはそういう意味合いもあってのことだろうと思う。 どうあれ初めてのことである。ド派手なスタジオ装置の雛壇に、あらかじめ用意された20のアンケートの、準備した、言うべきたくさんの「今の政治に異議あり」の下書きを握り、勢い込んで座ったのだ。 どのようにしてこの番組に出演する羽目になったのか、出演が決まって以後のなかなか楽しい経緯と、当日の収録の現場の様子、その感想などをご紹介しよう。 「お誠さんにテレビの出演依頼が来てるらしいで」と、こともなげに恵さんに告げられたのは6月の終わり頃だったと思う。「断って」と即座に応えたはずだ。 「いや、もう承諾した」猛烈に怒ったのは言うまでもない。私の意志はどうなるの、私の計画や日程はどうしてくれるの。当然である。 「どうせまた中止になるって」。この一言に飛びついて、取あえずはそのことは置いておくことにした。7月の半ばから京都「織成館」での作品展が迫っていた。当面は忘れることにした。数年前確かに似たような企画が中止になったことが二度ほどあったのである。
以下は「お誠さんの染色夜話」に載せます。
(Update : 2006/10/05)
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