今年一番の寒さかもしれない。私は例のごとく、全国高校ラグビー大会が行われている大阪・花園ラグビー場に足を運んだ。京都の伏見工業高校の決勝進出を願いながら、仕事の都合で、“準決勝”の今日しか応援に行けないものだから。 結果は、まことに残念。よく奮闘したが17対10で伏工が涙を飲んだ。若干のミスをつかれたようにも思えたが。 試合終了後、“泣き虫先生”こと山口良治総監督は、「子どもたちを誉めてやってください。全国3位の立派な成績に胸をはれ。77人の部員と支えてきたみんなにお礼を言いたい」と父兄や応援者に訴えた。 私と握手しながら、「プレッシャーですよ、日本一めざしてまた今日からです」と涙していた。「信は力なり」の信念のもと、子どもたちと次へのステップを見すえている姿が印象的だった。