こくた恵二

こくたが駆く


小さな町の民主主義を問う大きな運動を激励

 15日から16日にかけて、滋賀県豊郷町で町長解職(リコール)を求める住民投票に勝利しようと、住民のみなさんの激励に駆けつけました。昨年12月23日、今年1月13日に続いて3度目です。
 16日に行われた「豊郷一新の会」の事務所びらきでは、次のようにあいさつしました。
 私は、小さな町の民主主義を問う大きな運動として、心から支持し、リコールでの勝利を願っています。
 今度のたたかいで、民主主義とは何かが問われています。
 民主主義とは総意です。現町長のような独断や専行やワンマンではなく、みんなで考えて、みんなで決めていくことです。まして裁判所の仮処分を無視して学校を壊す町長の行為は、法治国家にあるまじき民主主義の破壊です。
 みなさんの会が今度の豊郷小学校のあり方の問題について、住民投票で考えようと提起しているところに、民主主義の尊重、総意の尊重の精神があると思います。
 二つ目に、民主主義とは公開です。民主党の河村さんは、国会で、この小学校の問題を追及し、「築50年以上経過した建物が、危険校舎というわけではない」との答弁を引き出しました。だとすると、「校舎が子どもたちにとって安全かどうか」という点をあらゆる情報を公開して再検討することが必要ではないでしょうか。建築事務所の耐震評価について偽データ問題も指摘されているのだからなおさらではないでしょうか。
 三つ目に、民主主義とは税金であり、コストをまともに使うことです。ムダ遣いは決して許されません。絶対に利権は許されません。
 みなさんとご一緒に利権のない町、そして、公開の町、総意の町をつくっていきたいと思っています。
 最後に、民主主義とは共同です。共産党も、その一翼をになって、ともに腕を組む共同が民主主義の成果です。そういう町が新しい町として生まれ変わるため勝利を願っています。

[2003年2月16日(日)]